THE TALE OF...
 
~snigle malt whisky~
 


最近の夜の話 ~長編~

まったく面識のない女性が声をかけてくるのです。
最初は本当にびっくりしました。
一度走って逃げようとしたのですが、向こうの方が足が速かった・・・
という情けない結末を迎え、とにかく俺と話がしたいということなので、明るいところで少し立ち話。

こっちはドキドキで話の内容なんか覚えてはいませんが、とりあえずメルアドを交換し、二日くらいメールをし続けていました。
そのとき相手は私服だったのですが、近くに住む16歳の女子高生らしく(「あかり」と名乗っていた)メールの内容はジャニーズがどうたらこうたらというものです。

まず、俺はジャニーズなんて興味ないし(おそらくV6のメンバーの名前はいえない)俺はじゃがいもです。グーニーズにはなれても、ジャニーズには絶対なれません。

そんな俺になぜ彼女が声をかけてきたかはわかりません。
メールの内容もひたすらジャニーズの話です。
誰かのイタズラか?

疑問を持ちながら大学へ行くと、そこにはS間先生とN羽先生がいるじゃありませんか。
S間先生が若手教授としてがんばっていたときの院生に若きN羽先生がいたとか・・・

向こうも俺の顔を覚えていてくれたのか「こんにちは」と声をかけ、なんと「一緒にコーヒーでも飲みましょう」なんて言われました。
こんなおいしい話はない!!
今こそがチャンスだ!
と判断し、コーヒーを飲みながら雑談。
といっても、その雑談の内容についていけず、「いや、勉強になります」としか言えなかったたんたかです。
そのときN羽先生があと数週間したら中国に旅行に行くという話をはじめ、なんと「君も一緒にどうですか?」なんて言われました。

そして自分が「はい」と答えようとしたとき!!


ちゃらっちゃっちゃらっちゃ   ちゃん
(ファミコン版マリオのテーマ)

携帯がメールの受信を知らせます。




携帯のメール受信音・・・
携帯のメール受信音。。。



枕元においてある携帯に手をのばし、めがねをかけて本文を読む。
あ、おはようメールだ。。。


そうか、夢だったのか・・・




しかし、それは本当に夢だけにありえる話ではなかったのです。


事件はその日の夜におこりました。


ちゃらっちゃっちゃらっちゃ   ちゃん


ピッ!

相手はいとこ(俺よりも年上の女)からでした。
このいとこ、無類のジャニーズ好きにもかかわらず、ジャニーズにはまっていることをなぜか友人に隠し続けている人なんです。

「NEWSのスプリングツアーのコンサート行きたいねん。でも友達誘えないし、一人で行くの寂しいから一緒に行って」


俺がNEWSを見に行くの?
同世代くらいのかっこいい男たちが踊り、歌うのを見に行くのかい?

しばしこれについて悩みそうだ。



2月8日(火)00:03 | トラックバック(0) | コメント(0) | 聖典 | 管理

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