阿頼耶識 |
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| 苦しみだけの人生なんて決してない。 苦しみがあれば喜びがある。 その逆もまた然り・・・
美しい花が咲く だがそれもいつかは散ってしまう。 この世に生あるものは 一瞬たりともとどまってはない。 常に動き 変わっていく。
それが無常なんです。
人の一生もそれに則っているだけなのです。
しかし最後に決定的な死が待っている限り やはり最終的には悲しみが支配するということではないでしょうか。 いかに生きている間に苦しみを克服しようとも 愛を求め、喜びを求めたとしても 結局、死というものに総てを無にされてしまう。
死という完璧で永遠なるものに逆らうことなどできもせず、完全に支配されてしまうというのに、なぜ人間は生まれてくるのでしょうか。
花は咲きやがて散る 星は輝きいつか消える 地球でも太陽でも銀河でも それが存在している宇宙でさえも いつか死する時がくるでしょう。
人間の一生などそれから比べれば 瞬きほどのわずかなものでしか・・・
その僅かなひと時に人は生まれ 誰かを愛し 誰かを憎み 笑い 泣き 戦い 傷つき 喜び 悲しむ そして最後に 死という永遠の眠りに包まれる。
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5月8日(日)00:04 | トラックバック(0) | コメント(0) | 聖典 | 管理
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